隠れ将軍
会社員を辞めてフリーランスイラストレーターへ②
先日、退職願を提出し二か月後に退職することになった。
動機は色々あるが、企業案件ではないが絵の有償依頼を継続的に請け負うようになり、
自分の絵に需要が感じられたことが大きい。
かと言って、生活できるくらいに稼げる根拠は無い。
とにかく挑戦してみたいという熱意だけで乗り切った訳だ。
この記事は、フリーランスイラストレーターになるためのコツが書いてある訳ではない。
体験談ではないので、この記事を書いている今でもこれから先の内容がどうなるかわからない。
なので、作戦成功による調子ぶっこきや、失敗による不安や焦りなどのネガティブ要素も
同時にお楽しみいただける運びになるだろう。
隠れ将軍の航海日誌のようなものだ、途中で死んだら申し訳ない…。
現在、辞めるまでに約一か月半程の時間がある。
当然、その間に学ぶべきこと、やれることを最大限にこなしていくつもりだが、
もっと先々の未来についてはほとんど何も考えていない。
僕のステータスを前回に記した通り、僕は一人暮らしで車も持っている。
最悪、積み立ててきた様々なものを手放さなければならない状況に陥るかもしれないが、
やりたいことに挑戦できる時点で、それらは別に大したことはない。
早速、今構築している大体の作戦を書きなぐっていこうと思う。
まずは、自分のイラストをお金にする具体的な方法を、検索やyoutube等で調べ回った。
コミッションサイトやイラスト制作会社など、副業に関しては数多く在った。
個人的には、カラーリングのアルバイト募集に受かることができれば、一番安定した小遣い稼ぎになりそうだと思った。とりあえずこの辺りの稼ぎと目星をつけている適当なアルバイトを週2で行えば、生活水準をギリギリ崩さない程度の収入が得られると企てる。
それと、先人達は仕事を貰えるようになるための下準備が何よりも大事だと口を揃えて言う。確かにぐうの音も出ないが、それはどの活動にも言えることだし、その言葉がフィルターとなって才能ある者がいつまで経っても世に出られない原因の一つかもしれない。
僕は準備が中途半端な分、フリーランスの世界に出た後の土台作りでカバーしよう。
絵は描けば描くほど上達する。世に出るであろう一か月半後には、準備として必死で揃えたポートフォリオを一新したい心境に駆られているかもしれない。結局、出た後でも時間は必要なのだ。
安定した収入を得るには、やはり商業にとって需要のある存在にまでステータスを高めなければならない。必死にアピールするのは大前提として、もし貯金だけが頼りの生活であれば
その間、『絵』しか描けなくなる。だって描き続けないとどんどんお金が減り、焦る。
いつくるかもわからないスカウトを待ちながら、ひたすら描き続ける…と。
当たり前の現象だと思うが、焦る状態を極力作ってはならない。
生活の土台は初めから作っておき、初期段階では絵の収入は+αの要素として認識する。
そのために、僕は真っ先に週2で月10万+夜勤であるため暇な時間は絵の作業を進められるという現状の最高のアルバイト先に目星をつけた。コネによるものも大きいので就ける確率は高いが、コケた時の保険も用意。それでも駄目なら、半年後くらいに再就職先として紹介されたところへ就くしかない(実質ゲームオーバー)。
この土台により、とりあえず焦る要素は劇的に減らせたはずだ。
一番危惧しているのは、会社を辞めていざ活動が始まった矢先で「次はなにしようかな現象」が起こることだ。
描くものなんて次々と溢れてくるが、「一体何のために」「何に向けて」の意識がないと
その絵を描く意味がほとんどない。練習のための絵?本番でラフを描きなおしまくってる時点で素晴らしい練習だ。これも意味なし。
そう、ポートフォリオ作りだ。隙間時間に絵を描くなら、ずっとこれに尽きる。
ゲームならキャラデザや武器、アイテム。小物を1時間で描いても1個では見栄えがしないが、それを毎日続ければ、一か月後にはゲームに使えそうな素材が集まった魅力的なポートフォリオになろう。小説へ向けた挿絵などもそうだ。小説家が集まるサイトでは、自分の小説の絵を描いてほしい人がごまんと居る。その人へはプレゼントとして挿絵を描き、此方としては承諾さえ得れば「実績」としてホームページに記載することができるのだ。
自分の世界観だけでなく、他人が創作した世界観に合わせて描けなければ商業案件など来るはずもない。目的をしっかり持って行動するということは、無駄なく活動するということだ。
本日は以上。今日の一枚。

地獄の門番をしていそうな悪魔ッ娘。
ソシャゲ意識していたので、ずっとモンストのBGM聴いてた。大好き。